展覧会のみどころ

HIGHLIGHTS

世界が熱狂したザ・ビートルズ絶頂期の記録
ポール・マッカートニー撮影の
未公開プライベート写真を展示

Self-portraits. Paris, January 1964
© 1964 Paul McCartney under exclusive license to MPL Archive LLP

2023年、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーのリニューアルオープン記念として、多くのセレブリティが足を運び盛況を博した『ポール・マッカートニー写真展 1963-64~Eyes of the Storm~』が今年日本にて開催の運びとなりました。

1962年にデビューし、瞬く間に世界のトップミュージシャンとなったザ・ビートルズ。
本展は、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4名が世界を熱狂させ社会現象となる1963年12月から、「エド・サリバン・ショー」でアメリカを席巻した1964年2月までの約3か月間の記録です。彼自身が撮影したものや、60年前からネガやコンタクトシートのままでプリント化されてこなかった貴重な写真を含む約250枚が展示されます。
展示される写真について、ポールは「どの写真を見ても思い出がよみがえってくる。彼らがどこにいて、私たちが何をしていたのか。カメラマンと一緒に写っている写真を見ると、初めてニューヨークに来て、セントラルパークに連れて行かれたときのような思い出がよみがえる。僕らが彼らを見ると、彼らは写真を撮るんだ。『西海岸にもう1枚』ってね。そういう話は全部覚えているよ。」とコメントしています。

ポール・マッカートニ
© MPL Communications Ltd/Photographer: Dave Benett

ナショナル・ポートレート・ギャラリーで開催された世界巡回展のオープニングには、ポール・マッカートニーが会場に駆けつけ、親しいミュージシャンやビートルズメンバーの家族も参加。来場メディアからも「『Eyes of the Storm』は、ザ・ビートルズの名声が成層圏に達したときに撮影されたポールの写真を集めたもので、ポップカルチャーにおける極めて重要な瞬間を記録している。」「ポールの写真はぼやけているかもしれないが、その写真が私たちに提供してくれるのは——ほかの人にはほとんどできない—— 新たに作られた国際的スーパースターとしての無防備な生活の映像だ。」と好評を得ています。
その高い評価を得た展覧会が、いよいよ日本で開幕します。

ロンドン同様に、音声ナビゲートはポール・マッカートニー自身が担当。当時の考察などを本人が語ります。
60年の時を経た今だからこそ知ることができる、「ビートルマニア」の当時の熱狂や、メンバーだからこそおさめられた貴重なビートルズメンバーの知られざる姿をその目でお確かめください。

ポール・マッカートニ写真展